脳梗塞・脳出血
- きれいに歩きたい
- 転ばないで歩きたい
- 痛みをとりたい
- リハビリを続けたい
- 筋力をつけたい
当事業所では国家資格を持った作業療法士がおりますので、
札幌市で脳梗塞の後遺症に対するあらゆるお悩みに対応いたします。
ぜひ、お気軽にご相談・体験リハビリにお申込みください。
脳梗塞・脳出血のリハビリ
【リハビリをすることで】
脳梗塞の後遺症に対して、最も有効なことはリハビリです。
自然回復のピークは発症から4~6週といわれ、その後2~3か月まで緩徐に回復し、6カ月で停滞期になるといわれています(Dombovy 1991)。
しかし、その時期を超えても運動学習による脳システムの回復ができることが示されています(Green 2003)。
発症から長期間が経過しても、適切な運動学習により脳地図の書き換えをねらうリハビリをすることで、機能の改善を図ることができるといえます。
脳の損傷箇所や障害、病歴、生活歴は人それぞれ違うので、改善に繋がるためには効率的なアプローチが必要になります。
お身体は良くも悪くも日々変化しています。
脳梗塞リハビリステーション札幌中央のリハビリは、その日その時のお身体の状態に合わせて適切で細やかなプログラムを立てます。
国家資格を持つ専門職(作業療法士)が担当しますので、安心して受けることができます。
脳梗塞とは・・・リハビリのための基礎知識 脳梗塞の症状と発症
脳梗塞とは、脳の血管がつまったり破れたりし、脳に血液が届かなくなり、神経細胞に障害が起きる病気です。
脳梗塞は脳出血に代わり、年々増加しております。
現在でも脳卒中の多くを占めているのが脳梗塞です。脳梗塞は血管がつまって発症する病気ですが、血管がどのようにして詰まるのか、という分け方で3タイプに大別されます。
まず1つは、血栓性です。脳の動脈の中にコレステロールなどがたまった粥状物質の塊ができ、それが破れたために血小板が集まってきて血栓となり、狭くなっていた動脈を塞いでしまいます。
2つ目は、塞栓性です。心臓や頸動脈などで生じた血栓の一部がはがれ、血液の流れに乗って脳に運ばれて動脈を塞いでしまう症状です。
3つ目は、血行力学性です。脳の太い動脈がアテロームなどで狭くなっている状態で、急激な血圧の低下や脱水状態が起きると、血流が悪くなり、脳に酸素が運ばれなくなるものです。こうしたものが原因で脳梗塞が発症します。
脳梗塞の症状と発症と再発リスク
脳梗塞の代表的な症状には、次のものが挙げられます。
つまった場所や障害された部分の大きさにより差異はありますが、多くは運動麻痺や感覚麻痺、構音障害として現れます。
とくに運動麻痺は代表的な症状であり、右半身または左半身の手足に力が入らなくなったり麻痺したのと同じ側の顔面にも麻痺が現れる可能性があります。
そして、運動麻痺や構音障害の症状は単独で現れることも重なって現れこともあります。
また脳梗塞の特徴として、徐々に症状が悪化するのではなく突然発症するということがあります。
脳梗塞発症のリスクが高まるときは、夜中にトイレに起きた時や、朝目が覚めた時、夕方の忙しい時間帯など、発症のタイミングは様々ですが、急激な血圧の変動や脱水状態が発症しやすい状況のときです。
入浴時、睡眠時の発汗など、気づかないうちに体から水分が失われ、気づかない間に脱水症状を引き起こしやすくなっています。
脱水症状を防ぐことは、脳梗塞のリスクを避けるうえでも大切なことになってしまいます。
【脳梗塞の現状】
厚生労働省により発表されました「人口動態統計の概況」によりますと、平成26年における1年間の死因別死亡総数のうち、脳卒中は11万4,207人で全体の9.0パーセントを占め、全死因の上位から4番目という結果が発表されました。
このうち、くも膜下出血が1万2,662人、脳内出血は3万2,550人、脳梗塞は6万6,058人、その他の脳卒中が2,937人という結果でした。
脳卒中で亡くなった方の数を性別で比較すると、男性は5万4,995人で男性死因の第4位に、また、女性は5万9,212人で女性の死因の第3位ということも発表されました。
【脳梗塞の再発リスク】
脳梗塞では約2~3割が3年以内に再発するとされます。年間の再発率は5%であり1年間で20人に1人は再発するとのデータもあります。
脳梗塞を一度起こしている方は、背景にもともとの生活習慣や他の病気がある可能性が高いのです。
そのため、再発を起こすと麻痺の重度化や新たな後遺症が発生しますので再発の予防は大変重要になります。
再発予防には医師の指導の下で薬を服用することや適度な運動をすることが重要だと言われています。
薬により血圧のコントロールや元々もっていた病気の管理を行います。
適度な運動では筋力低下を防ぎ、血液循環を促すことで新陳代謝を適度に高める役目があります。
また、ストレスのない生活や睡眠時間の確保、適度な水分摂取も必要です。
自己判断で薬をやめた方が再発することは医療現場でもよくみられますので、自己判断せず医師に相談しながら自己管理をしていくことが肝要になります。
【再発につながる危険因子】
病気を引き起こす要因となるものを「危険因子」といいます。
脳梗塞の場合の主な危険因子は、不整脈の一種である心房細動や、動脈硬化を進行させて、血栓を作りやすくする生活習慣病のほか、喫煙、飲酒、肥満、ストレスや、年齢や家族歴なども危険因子に含まれます。
危険因子は、当てはまるものが多いほど、脳梗塞が発症しやすいといえます。
脳梗塞の患者のほとんどは、この危険因子をいくつか備えているケースがほとんどです。
年齢や家族歴は変えることが出来ませんが、その他の物に関しては、努力次第で改善も可能です。
再発防止を防ぐためには、薬物医療と同時に、危険因子を管理することが欠かせません。