黄砂飛来の季節です
2025年03月27日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
雪解けも進み、もうすぐ4月です。
黄砂が悩ましい時期に突入です。
黄砂とは、中国大陸内陸部の乾燥地域から風によって巻き上げられた土壌や鉱物粒子が、偏西風に乗って日本などの東アジアに飛来する現象です。
主にタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から発生し、春(3月から5月)に最も多く観測されます。黄砂は、環境や気候に影響を及ぼすことがあり、サハラ砂漠のエアロゾルとともに「世界の2大鉱物性ダスト」と呼ばれています。(環境省より)
上記場所は例年より雨が少なかったために乾燥しており、今年は黄砂の量が多いそうです。
今までは何ともなかった方も、今年は黄砂アレルギー症状が出てしまうかもしれません。
黄砂アレルギーの主な症状は、くしゃみ、喉の痛み、鼻水といわれています。
花粉症と症状(鼻水やくしゃみ、目のかゆみなど)が似ていますが、黄砂アレルギーは微小粒子状物質が原因なので、喉の痛みやセキなどの症状を引き起こします。
人によっては気管支炎や喘息を引き起こす可能性もありますので、症状にお悩みで呼吸器に不安がある方は受診をおすすめいたします。
黄砂アレルギーに対する予防対策は花粉症対策と共通しているので、花粉症の方も併せて参考にしてください。
主な予防対策は、
・マスク着用する。
・帽子、眼鏡、表面がツルツルした上着などの服装をし、身体への付着を避ける。
・静電気防止をし、身体への付着を避ける。
・屋内に入る時はほこりを払う。
・室内の加湿
です。
黄砂は粒子が細かいために窓からも侵入しやすいので、床や室内をこまめに掃除することも大切です。
これらの対策を行うことで、黄砂や花粉の影響を軽減できます。
よかったらお試しください。