「挑戦」が脳に与える影響
2025年07月31日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
暑くて苦しかった7月も今日で終わり、明日から8月です。
本日7月31日は「パラグライダー記念日」です。
1988年のこの日、北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれたことに由来します。
パラグライダーは、柔軟翼で空を飛ぶように高所から下降していくアクティビティで、1986年に日本で本格的にスタート(起源は1978年頃のフランス)されたそうです。
パラグライダーは景色が良い所で行われているので爽快で気持ちが良さそうですが、未経験の方のほうが多いでしょうね。
本日は、「挑戦」が脳に与える影響についてのお話しです。
年齢を重ねるにつれて、日々の生活がパターン化し、新しいことに取り組む機会が減ってくる方が多いかと思います。
しかし、「慣れた日常」が「刺激がない日常」になると脳にとってはあまり良い環境とは言えなくなります。
慣れ親しんだ作業を繰り返すだけでは、使われる神経回路が限定されてしまい、脳の機能が徐々に鈍化してしまう恐れがあるといわれています。
脳を活性化し、心身共に健康に保つためには、刺激が不可欠です。
新しい経験や学びは、脳に強い刺激を与え、神経回路の再編成や記憶力・判断力の向上をもたらすといわれています。
「挑戦」といえば、言語や文化を学ぶことや、楽器を始める、異文化に触れる旅・・・などといった行動を思い浮かべがちですが、気持ちの問題だけでなくて自分や周囲の状況で始めることが難しい方のほうが多いと思います。
毎日の暮らしの中に小さな「新しいこと」を取り入れるだけでも、脳への良い刺激になります。
例えば、あご出汁を使ってみるとか、生ハムメロンじゃなくてキウイを使ってみるなど、プラスαで十分だと思います。
今まで経験したことのない味に出会うと、脳が混乱しているのを感じることができます。
他に、いつもと違う道を散歩してみたり、読んだことのないジャンルの本を読むなど、今の環境を変えなくてもできることがあります。
また、新しいことに挑戦することで得られる「達成感」や「成長の実感」も、脳内の報酬系を活性化し、ドーパミンの分泌を促します。
このドーパミンは、やる気や集中力を高め、前向きな気持ちを維持するために重要な神経伝達物質といわれています。
つまり、新たな挑戦をすることは、心の健康にも良い影響を与えてくれるということですね。
特にご高齢者にとっては、新しいことへの挑戦が認知症予防にもつながるといわれています。
脳の可塑性は年齢に関係なく働くため、どんな年代でも脳は刺激に反応し、成長する力を持っているといわれています。
未経験なことのほうが多いと思いますので、身近な事から一歩を踏み出してみましょう。
大きくても小さくても挑戦は挑戦なので、何歳になっても新しいことに挑戦する姿勢を持ち続けて脳の若々しさと活性化を目指したいですね。
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まだまだ蒸し暑い日が続きそうですので、体調管理には気を付けてお過ごしください。

