リハビリ道具紹介~輪入れ・輪投げ~
2023年02月9日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
本日は、リハビリ道具の紹介をしようかと思います。
リハビリやレクレーションでもよく取り入れられている「輪投げ・輪入れ」について今回はご紹介いたします。
輪投げ・輪入れは、子供の頃に遊ぶ道具の印象がある方が多いかと思いますが、リハビリの道具として大変優秀です。
目的・効果は・・・
・位置を変えることでリーチ動作を行い、麻痺側の腕や手の動きやそれに伴う体の動きを引き出す。
・麻痺の回復を促し、正しい動作の学習。
・動きに合わせた姿勢の調節を引き出し、バランスをとるという感覚をつかむ。
(バランス能力を鍛えると、歩行や更衣など日常生活の動きがよりスムーズになります。)
・予期しないバランスの乱れに、迅速に反応できる筋力の向上。
などなど。
便利性もあります。
輪入れ・輪投げは、立って・座って・寝ながらでも出来るので、難易度を段階付けしやすいため目標を細かく設定することができます。
動作の改善のポイントと過程がわかりやすいのも利点です。
「輪入れ・輪投げ」は目的と方法によって、
遊びにもなり、かなりきついトレーニングにもなるバリエーション豊かな大変便利な道具です。