サルコペニア肥満に気を付けよう!

2020年06月10日

こんにちは!OT増田です(◍•ᴗ•◍)

みなさん、「サルコペニア」という言葉を聞いたことがありますか?

サルコペニアとは、主に加齢によって起こる全身の筋肉量減少と、それに伴う筋力低下、身体機能の低下を指します。

サルコペニアは、加齢以外にも、病気や入院中の過度な安静などによって起こり、身体機能障害やQOL(生活の質)の低下につながるため、早期に発見し、原因に応じた介入が必要となります。

 

日本では少しずつコロナの流行が収まりつつあり、徐々に人々の活動量も増え始めていますが、コロナ後の今時期に心配されているのが「サルコペニア肥満」です。

コロナ流行期間中は外出自粛が推奨され、仕事も極力在宅ワークで行うようにといった状況でした。

このような自粛期間中にはストレス解消のために間食が増えたり、簡単に食べられるもの・甘いものといったものを好んで食べる傾向があるということが知られています。

また、外出しないことで活動・運動量も大幅に減少してしまいますので、自粛期間中は太りがちになってしまうと言われています。

緊急事態宣言が解除され、段階的に自粛生活が開けてきた現在、多くの人に心配されているのが「サルコペニア肥満」です。(°m°;)

 

 

高齢者に多いサルコペニア(筋減少症)はそれだけで問題ですが、その場合は痩せているだけではなく虚弱なため、周囲に気づかれやすく治療や回復に結び付きやすいです。

ですが、サルコペニア肥満では必要な筋肉が減少しているにもかかわらず、体重や見た目は変わらずに体脂肪率だけ増えている状態になるため、本人・周囲が気が付かないうちにサルコペニア肥満が進行していることがあるのです。

⇩イメージしやすいイラストを見つけたので、下に参考として画像をはらせていただきます!

 

   通常の肥満

サルコペニア肥満

 

これらの画像のように、外見は特に変わらなくても筋肉量は減ってしまうというのがサルコペニア肥満です。

自粛期間中に体を動かす習慣をなくしてしまい、炭水化物や甘いものを多く摂る生活に慣れてしまった人々には、まず筋力トレーニングやタンパク質を必要量摂取することが必要だと言われています。

一般的に、けがや病気などで1週間寝たきりになると、10~15%の筋力が低下してしまいます。

筋力を維持するためには、最大筋力の20~30%の筋収縮が必要となりますが、それ以下の筋収縮しかしていない・寝たきりの生活を続けていると、いくらよい食事をとっていても、筋力は落ちていってしまいます。

一カ月以上も自粛生活を送っていた人達は殆どがそれに近い状況だったと思われますので、高齢者の方々に限らず、中高年の方であっても出来る限り身体を動かす工夫を自宅や屋外で実施してみましょう!o(・ω・´o)

 

そして、運動後にはタンパク質を摂ることをセットにして覚えておきましょう♪(*´∨`*)