花粉症①
2024年04月11日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
雪も溶けてコブシの花蕾が膨らんできました。
茶色と白の景色から緑が増えてきて、嬉しくもあるのですが、花粉症には辛い期間への突入でもあります。
花粉症に軽くも重くも悩める方が年々増えているようです。
花粉症の約70%はスギ花粉症だと考えられていますが、北海道はスギやヒノキは少ないので、シラカバ花粉症に悩む方が多いようです。
花粉症の特徴は、主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、充血などが生じます。
さらに、症状が生じている期間は髪や肌が荒れやすいです。
個人でできる花粉症への対処法は、
・抗原回避(花粉を回避すること)
・対症療法(出てくる症状を抑える治療法)
・アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法、皮下免疫療法)
などがあります。
対症療法については、花粉飛散シーズン前や症状がごく軽いときから開始しておくことで症状の悪化を抑えられるといわれています。
内服薬は眠くなるなどの副作用が大なり小なりあるため、留意する点があります。
アレルゲン免疫療法は、特に対症療法では効果が不十分な方に推奨されるものですが、治療は数年以上必要で根気のいる治療です。
対処方法は色々ありますが、
まずは、花粉を回避することが大切だと思います。
<花粉回避の服装>
花粉は全身に付着しやすいので、
頭髪は帽子、目や鼻はメガネやマスク、首はマフラーやスカーフで花粉の付着を防ぎます。上着の生地は花粉が付着しにくいような表面がツルツルしたものがおすすめです。
帰宅時に、家の中に花粉を持ち込まないように玄関前で花粉を払い、外気に露出した顔などを洗い流すこともおすすめです。
良かったら、参考にしてください。
次回は、ケアについてのお話しの予定です。
引用・参考:厚生労働省 「的確な花粉症の治療のために」