手の運動
2023年11月24日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
本日は、手の運動についてのお話です。
手は体の中でも運動神経や感覚神経が多く、「第二の脳」と呼ばれています。
そのため、手の運動をすることで脳の活性化を促すことが期待できるといわれています。
さらに、指先などを動かすことで脳の血流が活発になり、認知症予防や物忘れなどに効果があるとされています。
今回、紹介するのは
「グーパー運動」です。
「グーパー運動」は、両手をグッと握ったあと、力を緩めて手を開く動作をくり返す運動です。
この体操は、手軽にできる脳を活性化する体操としてさまざまなシーンで取り入れられています。
東洋医学では、親指をしっかり握ることは全身にエネルギーを送り込むといわれています。
健康維持効果にも期待ができそうですね。
★ポイント★
グーパー運動は、強い力で握る必要はなく、3分の1くらいの力で握って、手を緩めます。
それを1秒に1回くらいのペースで、1分間(約60回)ほどリズム良く行います。
★難易度アップ★
動作が難しくなれば、より脳の活性化が期待できるといわれています。
手を広げた状態でまず親指からしっかり折り曲げます。
全部の指を曲げ終わり「グー」の状態にした後は、小指から順にリズムよく伸ばしていきます。
片方の手だけ指を遅らせて動かす方法もありますので、良かったらチャレンジしてみてください。
★注意★
ギューッと強く握ったり、回数を多くやり過ぎたりすると、逆に血圧が上がってしまうことがありますので、スポンジを握る様に優しくおこなってください。
良かったら、お試しください。