リハビリ物品のご紹介①
2019年07月11日
こんにちは!増田です٩(◦`꒳´◦)۶
札幌も気温の高い日が増えてきましたね~(;´д`)
熱中症には十分注意しましょう!!
今日から、何回かに分けて当施設で使用しているリハビリ物品を一部ご紹介をさせていただこうと思います♪(○´U`○)
今日は≪セラプラスト≫(セラピーパテ、リハビリ粘土と呼ばれることもあります)です!
セラプラストは、シリコーン製の粘土(パテ)です。
手指の筋力トレーニングや握力強化など、ハンドセラピーに最適で、
病院のリハビリ室にもよく置いてあるのではないかと思います(*^∀゚)ъ
写真のようにセラプラストには何色かあるのですか、色によって粘土強度の違いがあります。
メーカーにより、色や粘土強度の関係は違うようですが、当施設で使っているものは、
ベージュ<黄<赤<緑<青<黒の順で粘土強度が違います。
リハビリではその人の筋力に合った粘土強度のセラプラストを選択し、訓練の中で使用していくことになります。
みなさんもご存じの通り、粘土というものは変幻自在なので、手の機能に必要な
「つまむ」・「握る」・「潰す」など様々な動きに合わせた訓練を行うことができるのです♪╭( ・ㅂ・)و ̑̑ ♪
では簡単にではありますが、セラプラストを活用した手の運動をご紹介します。
≪セラプラストを活用したエクササイズ≫
①「指腹つまみ」
親指と人差し指の指先を合わせてつまむ運動。(日常生活の中では、紙をつまむ際に活用する指先の機能になります。)
②「横つまみ」
人差し指から小指をグーにしたまま親指でつまむ運動。(日常生活では、主にスプーンを持つ際に活用する指先の機能になります。)
③「3指つまみ」
親指と人差し指、中指の3本の指を使用したつまみ運動。(日常生活では、主に鉛筆を持つ・靴紐を結ぶ際に活用する指先の機能になります。)
④「対立運動」
親指とその他の指先を合わせるような運動。(日常生活では、パソコンのマウスを握る際に活用する手の機能になります。)
⑤「握り(グリップ)」
握り動作だけではなく、手首の捻りの力を要する。(日常生活では、雑巾絞りの際に活用する手首の機能になります。)
⑥「かぎ型握り」
親指以外の指を使用し握り込む。特に中指・小指の力が必要。(日常生活では、フライパンを握る時などに活用する手の機能になります。)
⑦「親指の圧排」
圧排とは、手で押したりお盆を持ったりという手を広げて行う動作のことを示す。この運動では、その中でも親指で押す力を鍛えることができる。(日常生活では、押しピンを刺す際に活躍する親指の機能になります。)
⑧「手のひらの圧迫」
圧排動作の中でも手首を鍛えることができる。(日常生活では、小麦粉をこねる作業に活用する手首の機能になります。)
セラプラスト一つで、こんなに沢山もの練習をすることが出来るのです!(๑º ロ º๑)
色を変えていくことで、少しずつ負荷量も変えることも可能ですし、便利ですね♪
勿論、上に書いてある全ての運動をリハビリで行うわけではなく、その人の状態に合わせて必要な・獲得可能な手の運動を選択して訓練を行います。
なんとなくでもセラプラストについてお判りいただけたでしょうか?
次回は「ペグボード」について紹介する予定です♪(9`・ω・)9