喫煙が与える影響
2020年09月9日
こんにちは!OT増田です(^o^)/
最近また暑い日が続いていますね…
あと何日かすれば気温が下がってくるようなので、早く涼しくなって欲しいものです(・ω・`;)
今日は喫煙について書いてみようと思います!
先日お越しくださったお客様から聞いたお話なのですが、その方は脳卒中を発症する前からタバコを吸う習慣があり、退院後も喫煙をしていたとのことでした。
喫煙を続けていて最近気が付いたことを教えてくださったのですが、
「タバコを1本でも吸うと、その後明らかに手足がピリピリ痺れたり、脚がいうことを聞かなくなる。(動きが悪くなる)」ということでした。
以前ブログにも書いたように、脳卒中の発症危険因子として「喫煙」は挙げていたので体に害を及ぼすものであるという認識はありましたが、
実際に吸った後に体の調子が悪くなるという話は聞いたことがなかったので、そのような体験談を聞いて驚きました。
タバコを吸う習慣がある方も、大半が「長期入院を機に禁煙した」というお話をされるので、発症後の喫煙についてお話を聞くことができたのは私にとって貴重な機会だったなと思います。
タバコの成分を調べてみたところ、三大有害成分として「ニコチン」「タール」「一酸化炭素」が出てきました。
その中の「一酸化炭素」ですが、これは有機物の不完全燃焼で発生するガスです。
タバコ煙にも3%前後含まれていて、無味無臭の気体で極めて毒性が強い物質です。
私達の血液にはヘモグロビンという成分がありますが、このヘモグロビンは酸素に結びついて全身に運ばれていきます。
一酸化炭素も同様にヘモグロビンと結びつきやすい性質をもっているのですが、その性質は酸素に比べて200倍以上と言われています。
このため、喫煙によって一酸化炭素を体内に吸い込んでしまうと、一酸化炭素がヘモグロビンと結びついてしまうために、酸素はヘモグロビンに結びつくことができず、血液の酸素運搬能力が低下し酸素不足に陥ってしまいます。
少し調べただけでは、脳卒中後の喫煙とその影響という風な具体的な論文等を見つけることは出来ませんでしたが、
喫煙後に一酸化炭素によって(勿論、他の有害物質の影響もあるとは思いますが)脳への酸素供給量が減少してしまうために、
手足の動きが喫煙後に悪くなってしまうというような症状が出てしまったりするのかなと思いました。
(※全ての人に必ず明らかな症状が出るというわけではなく、あくまで個人的な考え・イメージです!)
何にしても脳卒中の発症予防として禁煙を呼びかけるだけではなく、発症後であっても体に悪い影響が出てしまわないように禁煙を呼びかける・禁煙継続を促すことも必要だと思います。
タバコを吸われる方にとっては喫煙がストレス発散の一つの方法であったり、人付き合いしていく手段であったりするかもしれませんが、
健康には変えられないものだと思いますので、是非禁煙していく方向へシフトしていくことをお勧めしたいです!
参考になる経験談を教えてくださったお客様、ありがとうございました!