お客様の変化

2020年04月8日

こんにちは!OT増田です(*´∨`*)

4月に入りだいぶ気温が上がってきたかと思えば、外に出ると意外と風が冷たかったりしますね。

うっかり薄着で外出してしまい、後で体調を崩さないよう上着などでしっかり調整するようにしましょう!(^o^)/

 

 

今日は当施設に通われているお客様の姿勢や動きの変化を簡単にご紹介させていただきます。

遠方から2週間に1回通ってくださっているお客様です。

距離的に通うのが難しいため、リハビリ時にご家族様がビデオ撮影をして下さり、それを見ながらご自宅で復習・自主練習に取り組んでくださっています。

来設された際のご希望としては、「麻痺側(左)の手をもっと生活で使えるようになりたい。」とのことでした。

 

 

よく「もっと高い所に手が届くように」・「麻痺の手で物が持てるように」といった腕・指の動きの改善を希望されるお声が聞かれるのですが、

そのような場合、ご本人の気にしている腕・指以外の部分にも機能低下が生じていることが殆どですが、その点はあまり気にしていないということが多いです。

座った状態や立った状態で何か作業をする時、本当に「腕や指さえ動けば大丈夫!」…であればよいのですが、実際は胴体や脚の機能もしっかりみていくことが必要です。

 

 

「治したいのは腕とか手なんだから、胴体や脚なんで関係ないのでは?(・◇・。)?」と疑問に思う方も多いかもしれません。

そのため、最初のカウンセリングの時にご本人様に必要性を理解・イメージしていただくために簡単な説明をさせていただきます。

「人の身体を大きな≪木≫として考えてみましょう。

どんなに立派な木でも、幹(胴体)の部分が脆くなってくれば、その先に生い茂っている枝(腕~手)も脆くなってきます。

また、根元(脚)もしっかりと安定していなければ、その上の幹(胴体)~枝(腕~手)が安定して成長することもできませんね。

なので、限局的に介入をするのではなく、全体をみながらリハビリをしていく必要があります。」

このような説明をしたうえで、ご了承していただきリハビリをスタートしていきます。

先ほどご紹介させていただいたお客様にも了承いただき、腕・手以外に体幹の動かし方を練習したり、立ち座りする時に麻痺側の脚の力を入れる練習を並行して行ってきました。

 

 

下に座っている時の姿勢、腕の挙げ方の前後比較ができる画像を貼らせていただいています。

始めの頃はお腹が潰れてしまい、左脚は少しがに股、左肩下がりがみられています。

16回目の時にはだいぶ骨盤を起こしていられるようになったので、姿勢がまっすぐと伸びて肩の下がりもだいぶ改善されました。

左脚のがに股も減り、親指もしっかり台に着いて安定していますね。

 

 

リハビリ開始当初は腕を挙げようとすると、一緒に体を横倒しにしてしまっていたのですが、だいぶ座っている時の姿勢が安定してきたのでその傾向も改善してきています。

「最近は左手で軽いお椀なら持って食べたり出来るようになってきました。」・「お風呂も殆ど一人で入るようになりました。」ということを先日教えてくださいました。

遠方から通ってくださり、また来られない期間はご自宅で一生懸命自主練習に取り組んでくださり、努力してくださった結果だと思います。

少しでもお役に立てるよう、これからも一緒に頑張らせていただきたいと思います!(´∪`*)

 

 

 

現在も当施設ではリハビリ体験などのお申込みを受付しております。

基本的にマンツーマンで対応し、また予約制ですので他のお客様と同じ空間で過ごすということも殆どございません。

スタッフも対応時はマスク着用して対応させていただいていますので、リハビリ体験に興味のあるかたは是非一度ご利用ください!

お待ちしております♪(o˘◡˘o)