筋緊張異常とは何か?(part2)

2019年09月25日

こんにちは!増田です(*´∨`*)

 

前回は筋緊張異常の要因について、「痙縮とは何か」・「筋緊張異常の原因として考えられるものは何か」という事を中心に記載しました。

 

今回は、「当施設ではどのように筋緊張異常(痙縮や皮膚・筋の短縮)があるお客様に介入を行っていくのか」について簡単に書いていきたいと思います。

 

当施設では、痙縮の増大に皮膚・筋短縮が影響していると思われるお客様に対しては、

リハビリのない日にもご自分でストレッチを行っていただけるよう、セルフストレッチの指導を行っています。

勿論、部位によっては一人でストレッチを行うことが難しいこともありますので、そのような部位に関しては

ご家族にご協力をお願いしたり、当施設にお越しいただいた日にセラピストの方でしっかりストレッチをさせていただきます。

 

また、普段の姿勢に関しても、無理のない範囲で意識していただきたいポイントを説明し、

お腹回りや背中の筋・皮膚短縮を改善・予防することができるように取り組んでいます。

 

当施設の体験リハビリ(1回)プランでも、時間内でセルフストレッチ指導や姿勢調整などを実施することは可能ですので、是非ご利用ください♪

 

 

 

個人的な意見ではありますが、セルフストレッチに関しては、入院している時からセラピストに指導してもらうのが一番良いのではないかと思います。

なぜかというと、入院している間にセルフストレッチを習慣化しておくと、退院後も継続して行いやすく、筋・腱短縮の予防に繋がるからです。

退院後、自分なりにストレッチに取り組む・それを習慣化するというのは、なかなか大変なものですし、

病院にいる時は毎日誰かが動かしてくれた・伸ばしてくれた所を、自分で何とかしなければならなくなるというのは、精神的にも辛い事だと思います。

そのようなことを踏まえて、セルフストレッチが必要と思われる方には早めに指導・習慣化を図るというのも、セラピストの役目なのではないかなと私は思っています。

 

 

 

今回は2回にわけて、少し専門的な内容を記載させていただきました!

脳卒中発症後の筋の硬さの原因は痙縮だけではないということ

痙縮軽減のために、短縮している筋・腱のストレッチを行う必要があるということ

上記2点を頭の片隅に覚えていただければ幸いです♪(´∪`*)

 

少しでも動きやすい身体を保つために、無理のない範囲で頑張りましょう!(9`・ω・)9