熱中症予防~経口補水液~
2022年07月28日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
夏、まっさかりですね。
日差しが強いので、木陰が気持ちいい時期です。
気温が高くなり、汗をかく時期は熱中症予防の意識がとても大切です。
汗をかくことで、どんどん水分が失われていきますので、常に意識して水分補給を行うことが大切です。
さらに、
水分補給は脱水症状を防ぐだけでなく、体を冷やす効果もあります。
一度にたくさん飲むと大部分が吸収されず排出されてしまうので、喉が乾く前にこまめに飲むことが水分補給のポイントです。
脱水状態を防ぎ、体温を下げる水分補給ですが、気をつけなければいけないこともあります。
発汗や排尿により体の水分は失われますが、失われるのは水分だけではなく、一緒に塩分も失われてしまうのです。
そこに水のみで水分補給を行うと、塩分濃度は薄くなってしまいます。
体は、体内の塩分濃度を一定に保つため水分を尿として排出します。
結果、水分補給をしているつもりだったのに、脱水状態は改善されていないという事態になってしまうのです。
なので、
汗をたくさんかいた時は、塩分も一緒に補給しましょう。
素早く水分や塩分を補給したいときに適しているのが、経口補水液(スポーツドリンク)です。
水分だけではなくビタミンやクエン酸も摂ることができて自宅でも簡単に作れる、簡易的な経口補水液レシピをご紹介します。
<『経口補水液』の作り方>
★材料★
・水・・・500ml
・砂糖・・・20g
・塩・・・1.5g
・レモンやグレープフルーツ果汁・・・お好みの量
★作り方★
材料を全て混ぜ合わせたら完成です。
飲みにくい場合は、お好みでレモンやグレープフルーツを絞ると飲みにくさが軽減します。
※自家製の経口補水液は、作ったその日のうちに飲みきるようにしましょう。