脳卒中と塩分
2021年07月7日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
イマイチな天気が続きそうですね。
湿度も高めですし、蝦夷梅雨の到来でしょうか。
みなさま、体調には気を付けてまいりましょう!
さて、今回は脳卒中予防のために、塩分のお話しです。
過剰な塩分は脳卒中のリスク要因である 高血圧 に繋がります。
研究では、1日あたり500mgの塩分の増加につき、 脳梗塞のリスクが18%増加 することが示されています。
昨今、減塩の調味料やレトルト食品、お菓子などたくさんの減塩商品がお店に並んでいます。
お出汁やスパイスで風味を出して塩分を控えるアイディアもたくさん紹介されており、気軽に始められます。
しかし!
ラーメンや焼き肉など美味しい物には塩分が多いので、なかなか続けられない方も多いかと思います。
脳卒中予防も大事だけど、日々の食の楽しみも大事です。
生きる糧ですから!
ということで、
減塩も大切ですが、塩分を体に出すことを大切にしましょう!!
ここで、役立つ3大ミネラルをご紹介します!
★カリウム
野菜やイモ類、果物、海藻、豆など。
水溶性なので、汁ごと食べられるスープやみそ汁がお勧めです!
★カルシウム
小魚や干し海老、牛乳、豆腐など。
★マグネシウム
海藻や玄米、ゴマやアーモンドなどのナッツ類
3大ミネラルを含む食品を積極的に食べることで、上手く減塩できなくても余分な塩分を排出し高血圧予防に結びつけられます。
ぜひ、毎日の食事に取り入れていきましょう!!
最後に、
減塩も大切ですが、
激しい下痢や多量の発汗では、ナトリウムが不足し脱水症状を起こす可能性が高いので、
激しい下痢の時や熱中症予防が必要な時は、水分だけでなく適度な塩分も取りましょう!!