アクティブガイドについて
2023年11月9日
こんにちは。
作業療法士の小笠原です。
前回は健康関連体力についてのお話しでしたので、
今回はライフスタイルの見直しと指針についてのお話しです。
みなさま、
「アクティブガイド」という言葉を目にしたことがありますか?
「アクティブガイド」は健康づくりのための身体活動指針です。
健康づくりのための指標として、「+10(プラス・テン)」という言葉があります。
「+10」は、健康寿命を延ばすために「今よりも10分多く身体を動かす」という指針です。
それぞれのライフスタイルに合わせて、以下の4つの段階に分けて見直してみましょう。
それぞれの段階で何に取り組めばよいか参考にしてみてください。
①運動習慣が全くない方
「気づく」
まず身体を動かす機会や環境を振り返って、いつ、どこで+10できるかみつけてみましょうという段階です。
➁運動はそこそこしている方
「始める」
今よりも少しでも長く元気に身体を動かす+10の時間をつけてみましょうという段階です。
③日頃から活動的な生活を送っている方
「達成する」
目標を達成している方は、今の生活にさらに+10で、「運動を行って体力向上を図る」などよりアクティブな生活を送りましょういう段階です。
④活動的な生活を送っている方
「つながる」
活動的な生活を送り、運動習慣を持っている方は、家族や仲間と一緒にスポーツや体操、屋外の活動を楽しみ、+10を他者と共有しましょうという段階です。
+10の実践として、
①➁の方は、いつもより歩く距離を増やすなど、歩く機会を増やしてみましょう。
➁~④の方は、歩幅を少し広くして歩いてみたり、ストレッチや筋肉トレーニングを日常に取り入れてみましょう。
安全面と続けるためのポイントは、
「身体を動かす時間は少しずつ増やす」
「体調が悪い時は無理をしない」
「痛みや心配なことがある時は専門家に相談する」
です。
良かったら、参考にしてみてください。