スポーツの秋~冬に備える秋の運動の効果~

2021年10月15日

こんにちは。作業療法士の小笠原です。

 

10月の中旬になりました。

今日も気持ちの良い秋晴れです。

秋といえば、「スポーツの秋」ですね♪

 

ちなみに、

スポーツの日は、1964年に開催された東京オリンピックを記念して、開会式の10月10日を国民の祝日「体育の日」と制定されました。

そして、2000年から法改正で10月第二月曜日になり、2020年から「スポーツの日」と改称されました。

今年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されたので、「スポーツの日」は7月23日でしたね。

制定当初は、「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う日」というねらいが定められていましたが、改称時には「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」というねらいになりました。

スポーツが身近なものになったということですね。

時代の流れを感じます。

 

さて、「秋」

スポーツをしやすい天候に恵まれた時期というだけではありません。

来るべき冬に備えて、体の準備をしていくための時期ともいわれています。

 

これからくる「冬」

それは、

身体が冷え、むくみやすく、太りやすく、風邪を引きやすい・・・

 

そこで、

 

<冬に備える秋の運動の効果>

①体温が上がり、免疫力が上がる

運動により筋肉量が増えて代謝が良くなると、体温が上昇します。また、筋肉の収縮は血液の循環を促し、末端にある毛細血管の隅々にまで血液が行き渡るため、冷えにくい身体を作ることが期待できます。

人の身体は体温が1℃下がると免疫力が30%低下するといわれています。理想の平熱37℃というのは、免疫細胞が活性化しやすいといわれている温度です。ですので、本格的な風邪のシ-ズンが到来する前に運動で体温を上げておくことがおすすめです。

 

②むくみにくくなり、肌がキレイになる

筋肉にはポンプの役割があります。リンパ管や静脈は、筋肉の収縮によって回収した老廃物や余分な水分を、心臓の方へと送り戻しています。筋肉が育つと、ポンプとしての力も大きくなるため、流れが良くなり、むくみ予防に繋がります。

運動によって血液やリンパ液など体液の流れが良くなると、老廃物がスムーズに排出されるので、お肌がきれいになります。

 

③痩せやすくなる

運動習慣がつき、筋肉量が増えると代謝が上がります。基礎代謝が上がると、普段の生活の中でも消費されるエネルギー量が増えるため、脂肪を燃焼しやすい身体になります。

 

 

冬になると、外出の機会が減って活動量が減り筋力が落ちてしまう方が多くいらっしゃいます。

不調と筋力低下の予防にもなりますので、冬にむけて今から運動習慣をつけておくことをお勧めします。

体操をする親子のイラスト