低温による脳梗塞リスクと予防

2023年12月8日

こんにちは。

作業療法士の小笠原です。

 

12月に入りましたね。

日に日に短くなっていく日照時間が身に染みます。

 

本日は、低温による脳梗塞リスクと予防についてのお話しです。

 

寒さの厳しい季節は、冷たい空気に交感神経が刺激され、血管が収縮し、血圧を上昇させるため、脳卒中が増える時期といわれています。

 

少しでも血圧の上昇を抑える工夫をしましょう。

 

また、動脈硬化が原因となるタイプの脳梗塞は、脱水などがきっかけとなるので、暑い季節だけでなく寒い時期の脱水にも注意が必要です。

 

 

<冬場の心筋梗塞、脳梗塞の予防方法>

 

・屋外に出るときはしっかりと防寒対策を取る。

短時間外に出るときでも防寒対策をしましょう。

 

・室内だけでなく、トイレやお風呂の脱衣所も暖める。

夜間にトイレに立つときは、上着を着用するなどして冷えないようにしましょう。

 

・起床してすぐに行動することを避ける。

目覚めてから布団の中でゆっくり過ごし、布団から出ましょう。

 

・お風呂の温度は40℃以下のぬるめのお湯につかる。

 湯船から出るときは急に立ち上がらずにゆっくりと出ましょう。

 

・起床時や入浴前後にコップ一杯程度の水分を補給する。

冷蔵庫から取り出してすぐの冷たい水は体を冷やしますので、白湯か常温の水がおすすめです。

 

・入浴前にアルコールは飲まない。

 

 

ご参考にしてください。

 

脳卒中は頭全体に起こるわけでなく、一部の血管が詰まったり、出血したりするものです。障害が起こる場所によって症状も異なりますが、感覚異常や言語障害を伴うケースも少なくありません。

手や足、目の感じがいつもと違うなと思ったとき、言葉がうまく喋れなくなったときには身体が知らせてくれる危険信号と受け止め、早めに受診することが予防につながります。

 脳梗塞を起こした時に重い後遺症を残さないためには、「脳梗塞かな」と疑った時点ですぐに専門病院に受診しましょう。

 

↓ご参考にしてください↓

脳血管障害・脳卒中 | e-ヘルスネット(厚生労働省)

 

冬のカフェ・喫茶店のイラスト

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